最近コーストFIREというものを知りました。
わたしの解釈でざっくり説明してしまうと
- 老後資金の「種銭」を貯める
- その後は早期退職しないけど、稼いだ分は全て使って楽しく暮らす
というものです。
早期退職してないのにFIREなの!?というツッコミは多そうですが、老後の心配は無く今も楽しめるのは悪くない作戦だと思います。
面白い点は、「老後資金を貯める」のではなく投資の種銭だけで貯まればクリアというもの。
老後までに3,000万円欲しい場合、35歳時点で1,000万円あればもう蓄財しなくていいのです。
なぜなら「ほったらかし投資で増やす」という作戦だからです。
35歳から定年の65歳まで1000万円をほったらかし投資(年利4%)をすると、約3300万円まで増加する計算になります。
1,000万円は少なくない額ですが、そこまでいけばあとはお給料使い放題はなかなか楽しそうですね。
未来のことなので確実に増えるかが分からず、やや楽観的なシナリオの様な気がしますが「今の楽しみを全て犠牲にして貯金」とか「老後は考えずに全部使う」よりも良い作戦かなとわたしは思います^ ^
さてさてここからが本題。
コーストFIREを実践する場合、非課税のNISA口座での運用も良さそうですが私ならiDeCoを活用すると思います。
iDeCoを使えば
- 65歳まで基本引き出せない→確実に定年まで運用を達成できる
- 投資した分節税が出来るので、今の生活も楽になる
といったメリットがあります。
弱点は目標投資額達成までに時間がかかる事です。
会社員の場合は2万3千円程度(公務員などはもっと少ないです^^;)しか投資できず、1000万円到達まで30年以上とかかかっちゃいますね。
現金のまま保有していても機会損失になっちゃうし、iDeCoだけではコーストFIREが難しそうですね(フリーランスなら6万8千円まで投資できるので良い感じ)
なので
・iDeCoで投資して余った分はどんどんNISAに投下
・目標投資額に達したら、その後NISAからコツコツiDeCoに移動(売却して得た利益で、同じ商品をiDeCo口座で購入)
面倒だけどコレがいいかな?
わざわざNISAからiDeCoへ移動しなくても良いですが、移動すればiDeCoの「掛け金全額所得控除」の恩恵を受けられます。
NISA口座からの引き出しは非課税ですし^ ^
理想としてNISAもほったらかしで、コーストFIRE後もiDeCo分くらいはお給料から毎月投資してもいいんじゃないかなーと思います。
でもそうするとコーストFIREの定義からは外れちゃいますね笑
まとめると
①iDeCoとNISAで目標額まで全力で投資
②(やらなくてもいいけど)目標到達したら毎月コツコツNISA口座からiDeCo口座へ移動
となります
注意点は、暴落時にはNISA口座から移動しないことです(損しちゃうので株価回復まで待ちます)
もう目標額は到達しているので焦る必要も無いですし😊
わたしならこんな感じでコーストFIREに挑戦すると思います。
達成後はサイドFIREやリーンFIREを目指してもいいし、いろいろ考えてみるのも楽しそうですね^ ^
ちなみにわたしは、新NISAが始まってからiDeCoは最低額の5千円に減額しました
理由は
- NISA1800万を優先したい
- 不動産事業を始めたため、経費が使えるようになった
などのためです
でももし私が会社員だったら、節税の術があまりないのでiDeCoは満額にするかもー