昨日は十五夜でしたね、今日も月がきれい。
もう10年くらい前になりますが、じーちゃんに教えてもらった風習が素敵だったのでご紹介します。
じーちゃんが子供のころ「団子つつき」という風習があったそうです。
十五夜にお供えしてあったお団子を、近所に住む子供たちが長い棒でつついて盗んでいくというもの。
これは本格的な泥棒という訳ではなく、お家の人たちも了承済み。取りやすく庭先においてあげたりもしていたそうです。日本のハロウィーンみたいな?ちょっと違いますね。
「こどもの時にそんなことしたら、盗み癖になっちゃうんじゃないの??」と気になって聞いてみました。
そしたらじーちゃんは「それは逆なんじゃないかな。無理矢理押さえつけるんじゃなくて、時々は決まりを破って楽しむから、我慢ができるようになるんじゃないかな」と教えてくれました。
なかなか深い話ですよね。
ちなみに串ではなく手や袋でたくさん取ると、しっかり叱られたそうです笑。
暗黙のルールのようなものが確立されていたのですね。
わたしも絶対怒られてたな、甘いものの魅力には逆らえない。
当時はお団子も貴重な高級品だったそうです。それでもこども達に楽しく振る舞っていたなんて、大人たちの想いも素敵ですよね。
わたしはじーちゃんの話だけでなく、年配の方のお話がすごく好きです。
楽しかったり、参考になったり、今の暮らしに感謝出来たりします。
仕事しながら貴重な話を聞けるので、看護師・保健師ってお得です。
馬車馬看護師をやっていた時は、ゆっくりお話を聞く余裕はありませんでしたが^^;
じーちゃんの話を誰かに読んでもえたら、なんだかうれしいなぁ。
本日も最期までお読みいただきありがとうございました。
(今調べたら地域によっては「お月見泥棒」と呼ぶみたい。おしゃれ!)