早期退職をしてバケットリスト(死ぬまでにやりたいことリスト)に全力で取り組んできたわたくし。
B級グルメからミシュランガイドに紹介されるような高級なお店まで楽しんできました。
でも私が生涯で一番美味しかったものは、高級店ではなく近所の和食ファミレス(しかもチェーン店)です。
こちらは関東(特に北部)にある和食レストランで、なかなかの人気店です。
もちろんもっと美味しい高級店などはたくさんあると思います。
ではなぜわたしが生涯で一番美味しかったと感じたかというと、それは「3.11で被災した後、しばらくして久しぶりに食べた温かい食事」だったからです。
東日本大震災では、わたしの住む地域も大きなダメージを受けました。
当時病棟の若手看護師だったわたしは、家族もないので病院に泊まりきりで災害看護をしました(カッコつけてみたけど、すぐに体力の限界になりました笑)
ライフラインもなかなか戻らないし、食べられるのは冷たいおにぎりやパンばかり。
飲食店も営業できない状態が続いていましたね。
そんなある日、周囲のお店よりいち早く営業再会をしているばんどう太郎さんを発見!
半信半疑で入店、尋ねてみると温かい食事も提供しているではありませんか!
興奮しながら味噌煮込みうどんか何かを頼むわたくし。
これが本当に感動するくらい美味しかった!!
その後どんなに高級なものを食べても、この感動を越えられていません。
普通にあたたかいものが食べられるだけで、本当に幸せなことなんですよね。
すぐ忘れそうになるダメな私ですが、これからも食事や普段の生活への感謝を大切にしていきたいと思います^ ^